未知の世界へ飛び込む勇気
「やってみたい」自分の気持ちを信じる

大学では物質材料工学を専攻しており、材料の開発を精力的に行っている企業を中心に就職活動をしていました。

就職活動中の話です。当社が世界で初めて量産・製品化したパラジウム被覆銅ボンディングワイヤ(EXワイヤ)、その開発に初期から携わっていた方のお話を聞くことができました。初めはうまくいかないことでも細かいところから見直し、継続して試験を続けることで先人たちの努力が形になったことに深く感銘を受け、私もその一翼を担いたいと思いました。

私は、新しいものや誰もやっていないことに対する挑戦心が強いタイプです。大学で研究していたこととは異なる分野でしたが、「やってみたい」という自分の気持ちを信じて、入社を決意しました。

やってみることの重要性
常識を鵜呑みにせず、
新しいことを積み重ねていく

私が開発を行う際に、大切にしていることです。ボンディングワイヤに使用する金属は、それ単体では製品として成り立ちません。EXワイヤの芯材である銅に関しては、先行研究としてある程度の知見があります。しかし、実際のボンディングワイヤの材料設計やプロセス設計には、まだまだ開発の余地があります。新しい製品を開発する際、文献等を確認したり参考にしたりすることも必要ですが、「本当にそうなのだろうか」と疑って、実際に自分の手を動かし、やってみることが何よりも重要だと考えています。

最初は満足いく結果が得られないことも多いですが、試験を繰り返すうちに開発品の性能が徐々によくなっていく手応えを感じる時に、「開発は面白い」と感じますね。また、自らの手を動かすことで、うまくいかなかった場合の違和感をいち早く感じ取ることもできます。繰り返すことで改善点も生まれ、新たな評価手法にたどり着くこともあるので、実際に製品に触れることの大切さを実感しています。

若手にも大きなやりがいのある仕事を
やる気が未来を拓くカギ

入社して2年目から、新規ワイヤ開発に携わっています。まだ若手のうちから大きなプロジェクトに参加できる環境があるのは非常にありがたいですし、大きなやりがいにもつながっています。さらに、開発のための新規装置の導入や、スキルアップのための社外講習など、必要であれば積極的に投資を行ってくれます。自らのやる気と熱意があればいくらでも成長する機会を与えてくれる会社だなと思います。

先輩、後輩ともに非常に風通しがよく、仕事とプライベートのメリハリもきいて、若手の意見も通りやすい環境です。さまざまな年代、経歴の方がそれぞれの経験を活かして新たな製品を生み出す力になっていると感じます。

将来的には製品の新規立ち上げから商品化までを担当することを目標に、現状に甘んじることなく成長し続けていきたいと思います。